<榎本温子さんプロフィール>
「彼氏彼女の事情」主人公・宮沢雪野役でアニメデビュー。「機動天使エンジェリックレイヤー」鈴原みさき役、「鋼鉄天使くるみ」くるみ役、「ふたりはプリキュア Splash Star」美翔舞 / キュアイーグレット / キュアウィンディ役、「KAIKANフレーズ」雪村愛音役などで声優として、「機動天使エンジェリックレイヤー」OP「Be My Angel」や「ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット」OP「HAPPY!SMILE!HELLO!」、STEEL ANGELSのメンバーとして「鋼鉄天使くるみ」OP「KissからはじまるMiracle」などで歌手として活動。最近では、AbemaTV内 AbemaNewsチャンネル「AbemaPrime」でのナレーションやYouTubeでの活動も多い榎本温子さん。昨年は「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」で成長した美翔舞を演じられていたのが印象的です。実は榎本温子さんとは、彼氏彼女の事情の主役が決まる以前に、編集長がかつてなぜか製作総指揮という立場で製作していた「ヴェクトライダーズ いつか重なり合う未来へ」ヴィオレ役&ラジオパーソナリティーのオーディションで合格してからの長い付き合いになります。そんな榎本温子さんに今回泰葉さんのフライデイ・チャイナタウンをカバーした経緯などお話を伺いました。
ー最近すっかりYouTuberとしての活動が板についてきた感のある榎本温子さんですが、今回は泰葉さんのフライデイ・チャイナタウンをカバーということで、その辺のお話伺っていこうと思います。よろしくおねがいいたします。
榎本温子「よろしくお願いします。」
ーYouTubeで流星モノローグやmy meteor showerなどオリジナルをリリースしつつ、歌ってみた系の動画でいろいろな曲をカバーしていますが、今回は意外な選曲でしたね。
榎本「はい!近年city popを逆輸入的に知って、ついに歌いたくなってしまいました(笑)」
ー実は昔、昭和縛りのDJイベントでDJとしてレギュラー出演していた時にこの曲はアンセムソングだったんですよ。
榎本「ええええ、そうなんだー。私は異邦人くらいしか知らなくて(笠原弘子さんがカバーしてた)新しい出会いを沢山しています。」
ー笠原弘子さんはほぼ同い年なので多分同じとこ通ってるかも。まだベストテン番組とかが人気だった時代ですね。
榎本「うんうん。海外で松原みきさんが流行ってるのを知って、あー、マリ姉の曲書いてた人だー。からの逆輸入です。」
ーっていうかヴェクトライダーズのOP、実は作曲、松原みきさんですよ。
榎本「うそじゃん、、スクラッチ???」
ーそうそう
榎本「ええええ、あの曲桃井ちゃんが未だに推してくれてるよ。えええ、そうなんだ、身近にいた。」
-作詞:佐々木伸 作曲:松原みき っていう
榎本「おい、やめろ。脳内が混乱する(笑)」
榎本「こんな近くにいたとは、、、もう海外では神様だよ、松原みきさん。」
ー今ではすっかりcity popブームの中心ですね。
榎本「はい。そんなこんなで聞いてるうちに、lyric videoの存在とかを知って、どうやって日本のカルチャーを楽しんでいるのかを知っていったの。」
ー最近は海外でも日本語曲とかでもあんまり抵抗無くなってるところはありますね。唐突に海外でもバズったりしてるのへーって思いながら見ています。
榎本「英語で歌わなくていいんだ、宝物あったわ既に、って感覚。だから日本人の私にはカバーがイージーだし、私にとっては新しいし、声優だし。いいかなって。スタッフたちも楽しんで取り組んでくれてます。名曲はずっと名曲。」
ースタッフ集めとかはやっぱ温子Pすごいと思うんですが。
榎本「確かにー!色々繋がりがあっていいスタッフに出会えてて、ありがたいです。色んなお仕事の繋がりから引っ張ってますね(笑)」
ーそういえば、コーラスで参加したうちやえゆかさんとかcity pop全盛期通ってたりするんじゃないですか?
榎本「そう、自然に昭和感が出ます、と本人申しております(笑)」
ー一時期ベイビーアリス名義でアーティスト活動してたじゃないですか。あの頃アンテナというかセンスがすごいなと思ってたんだけど、今回の選曲はそこにも通ずるかなと思ってたりするのですが、そういう意識とかありますか?
榎本「そういう意識はなかったけど、声優という表現から日本人という表現に変わったかな??今はなんでもすぐ発表する場があって、流通も個人でできるから、制作能力さえあればいつでもリリース出来るのは神ですね。みんなもやりなよーって思ってるんだけど、みんなはこの自分で制作ができないらしい。」
ーいや、普通製作まではいけないと思います(笑)
榎本「だから私、ずっと歌えると思う、もう。居なくならない(笑)」
ー逆に誰かをプロデュースしてみたいとか?
榎本「この流れってどれだけ経費削減できるかがミソで。私が入るともう赤字になると思う。」
ーもう視点がPですね。
榎本「私も音楽単体では黒字化出来てない。配信事業と合わせてギリギリ黒字化ですね。人を削減して、あとお互い技術提供して経費を抑えてるところある。私も彼らを手伝う時があります。」
ーそんなカツカツではありながらも、やはり歌っていう表現方法にはこだわっていきたい感じでしょうか
榎本「YouTube始めて、海外の方から感想が届くようになったんです。驚くことに私の歌を聴いて育った人が沢山居た。。。それがまた歌うモチベーションになったのは間違いないです。自分を歌手だとは未だに思ってないけど、(業務の一部くらいのイメージ)やっぱり派手だし、プロデュースからやるとクリエーションだし、いい自己紹介でもあり続けるなーと思ってます。ボイスサンプルみんな聞かないでしょ。歌の方が引きがあるよね。」
ー最近、ゲームなんかの影響で声優も歌うのが当たり前になってるところはあるから、サンプルとしての楽曲って考え方はありですね。
榎本「この人まだ元気、活動してる、が私にとっては大事かな??歌の仕事も頂けるようになりましたよ!想像してなかった流れ。とても嬉しいです。」
ーしばらくはcity pop方面のカバーは継続していく?
榎本「うん、体力あればアルバムにまとめられる位は歌うつもりです。実際今回制作思いついてからひと月でリリースしてるんですよ。休暇でバリにいた時、city popが街で流れてて、本当に流行ってるんだなー、カバーしてみよかなー→ちょうどスタジオ使って欲しいところがあってー→やろうぜ→リリースという流れで。」
ーひと月でリリースは早いですね。
榎本「やる事早いんだよな。で、周りにそれをやれる人がいる、と。ミュージシャン、エンジニア、デザイナー、映像。皆さん仕事が早くて、、、素晴らしいです。」
ー仕事の流れとしては、これやりたいなー→予算配分考えつつ各所に依頼→スケジュール調整→製作→リリース みたいなところでしょうか?
榎本「その通りです!その案がどう思うかも同時にスタッフに聞きます!」
ーなるほど。世の多くのワンマン社長に聞かせてやりたい有能っぷりです。(笑)
榎本「でもこれは小さいプロジェクトだからできる事かなぁ、と思います。メインジョブは他にありますし、配信や歌は挑戦としてやっています。でもマイナスにはならない位になってます。収支がマイナスになる事はやらないようにしています。バランスが大事。」
ーなるほど。Pとして大事です。実際にフライデイ・チャイナタウンは歌ってみていかがでしたか?
榎本「合いそうだなぁと思って手始めに選んだ曲でしたが、想像以上に合って、とってもお気に入りです。自分のレコーディング曲の中でもかなり上位です。」
ー確かに。雰囲気がすごく合っててびっくりしました。
榎本「やったー!!!40代になったからかな?!(笑)実際コロナ禍で歌ってみたを始めて、格段に歌う機会が増えたんです。色んなタイプの歌に挑戦するうちに、少し、上手くなった気がしています!使い分けが出来るようになってきました。うちやえさんにポイントレッスンを受けています。」
ーそういえばうちやえさんの話で思い出したんですが、テウチで海外進出という話を聞きました(笑)
榎本「そうなんです!まさかの!!お声がけしていただき、行ってまいります!」
<お知らせ>
Teuchi Anisong LIVE@上海~FRIEND×FRIEND~
出演:樹元オリエ、榎本温⼦、うちやえゆか、五條真由美
日程:2024年9月22日(日)
第1部 開場/12:15~ 開演/13:00~
第2部 開場/17:15~ 開演/18:00~
各回約90分のライブ
その後VIP特典会(お客様と写真撮影)
会場:バンダイナムコ上海文化センター・Future House
万代南夢宮文化中心・未来劇場
住所:中国上海市普陀区宜昌路179号
ーそれでは最後に他にもお知らせあれば。
榎本「ありがとうございます!刻々とトレンドが変わる中、YouTube、TikTok、ツイキャス、Instagramとプラットフォームを使い分けて様々な活動をしています。挑戦することが好きなのでこれからも配信業務は歌を含めてやっていくと思うので、ぜひフォローよろしくお願いします。あ、YouTubeは英語チャンネルも立ち上げました。海外向けの洗練されたチャンネルになっています。変わらずナレーション、アニメ、ゲームなどのメインジョブも続けています。今後ともぜひちらちら見ていただけたら大変嬉しいです。」
ー本日は楽しいお話ありがとうございました。またご飯行こうね。
榎本「ご飯いこー!」
そんな榎本温子さん、今後の予定としては、11月3日にバースデーイベント、
11月4日には桃井はるこさんとやっているYouTube番組「エモエモ90」の公開録音も行われます。幅広く活動する榎本温子さんでした。今後も目が離せません。
(2024年7月24日 LINEにてインタビュー)
デビュー当時何回かイベントいった気がしますが、もう40台なんですね
時間が過ぎるのは速い